介護うつの症状をチェック?だれに相談?治療はどうすれば?

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介護うつチェック

親が年を取ったと実感される方は多いのではないでしょうか。
厚生労働省の発表では要介護認定者数が2014年10月に600万人を超え、65歳以上の2割近くを占めたことが分かりました。
そんな中で最近重要視されるのが、介護する側の問題です。
一生懸命でまじめなひとほど陥りやすい介護うつ。

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最悪のケースは自殺、心中、高齢者虐待と悲しい結末を迎えかねません。
自分が介護うつになったときどうすればいいのか、身近な人が介護うつでは?と
気になったときどうすればいいのかお話ししたいと思います。

 

介護うつの症状をチェック!

高齢の妻が夫を、夫が妻を介護する老老介護。
子どもが仕事を辞め、親の介護にあたる介護離職。
少子高齢化に伴い、孫の面倒を見ながら親の世話をする子のケース、祖父母の介護をする孫世代。

女性に多いといわれる介護者も、ちょうど更年期に当たり自身の辛い心身の状態とぶつかることもあります。
仕事をしながらの介護もだんだん増えてきたものの、介護のための有給取得は難しく、昇進などを心配しての「隠れ介護」も少なくないと聞きます。

なので、介護うつといっても背景はひとそれぞれ異なります。

 

介護うつの症状は

【1】不安感やいらいら、あせり

【2】何をしても楽しめなくて、やる気が起こらない

【3】一日中続く、だるさ

【4】食べていても体重が減る

【5】食欲がわかない、または少ししか食べられない

【6】不眠・熟睡感がない、朝早く目が覚める

などが特徴的なものですが、
重くなると、自分が悪いことをしているのでは…という罪悪感、死んでしまったほうがいい(自殺念慮)、消えてしまいたいなどがあります。
将来に対しての悲観的な気持ちが強く、精神的な症状として現れてきます。
また身体的な症状としても現れることがあります。頭痛・関節痛などのなかには精神的なことが原因で起こることもあり、体の問題なのか、心の問題なのか、
見極めることが大切です。

 

また、周りが見ていて気がつく症状の中には

【1】新聞や雑誌を読んでいてもページが進まない、内容を理解していないようだ

【2】身だしなみがだらしなくなる。女性ならば化粧をしなくなる。男性ならばひげをそらなくなるなど。

【3】人(友人・親せきなど)に会うことを嫌がるようになった

【4】以前に比べて忘れっぽくなったり、二度手間になることをすることが多い。

【5】面倒くさがることが多くなり、趣味も楽しむことが無くなった

もし介護をする人にこんな様子が見えたら、「なにか困っていることがあるの?」と
周りが声をかけてあげることも大切かもしれません。

 

介護うつのチェックをしてみましょう?

【1】体がだるく疲れがなかなかとれませんか

【2】一日のうち朝が特に無気力ですか

【3】最近気が沈んだり気が重くなることはありますか

【4】趣味など好きなことを楽しんでできますか

【5】食べたいのに食欲がないことがありますか

【6】物事を悪いほうに考えてしまいますか

【7】ちょっとしたことでも不安に感じてじっとしていられないことがありますか

【8】頭、背中、腰、関節に痛みを感じることがありますか

【9】眠れないで朝早く目覚めることがありますか

【10】注意力が下がり事故や怪我をしやすいですか

【11】息がつまって胸苦しくなることがありますか

【12】イライラしたり、怒りっぽくなることが増えましたか

【13】自分の人生がつまらなく感じますか

【14】仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか

【15】一生懸命できちょうめんな性格ですか

以上のチェックで該当した項目が多い方は介護うつ病の可能性が高いでしょう。

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介護うつは誰に相談すればよい?

自分の親兄弟のことともなると、なかなか他人に相談しにくいことも出てきます。
誰にも相談できず、ひとりで考え込むことは体にも心にもよくありません。

まずはお住まいの地域の市町村の高齢者福祉課などの窓口で相談してみてはいかがでしょうか?
介護うつを解決する糸口になるかもしれません。
そこから地域の包括支援センター、介護施設などへの紹介を受けることも可能です。
また、同じように介護をしている人たちとの交流も大きな励みになることでしょう。

社会福祉協議会主催の介護当事者の家族会、NPO法人や町内会の開催する
介護サロンなどに参加することも一つの方法です。
福祉制度の利用、福祉用具の使用で介護者の負担も軽くなることもあります。
このような情報を得ることで気持ちが軽くなっていくかもしれませんね。

介護だけではなく、親が元気なうちにきちんとしておきたい問題もあるのではないでしょうか?
特にきょうだい間のトラブルに発展しそうな問題は、きょうだい協力し合って介護を続けていくためにも、きちんと向き合うことが必要かもしれません。

法律的な問題は法テラスや地域の司法書士会の無料相談会を利用する、
墓じまいなど、面倒を見る人がいないお墓の問題はお寺に相談してみるなど
専門家の力を借りてみると案外すっきりするものです。

うつは「早期発見、早期治療」が一番ですが、
うつにならないように自分の抱える問題をできるだけ小さく、軽くして悩みを減らすように心がけていきたいものです。

 

介護うつの治療の方法は?

かかりつけの病院があれば、そちらで受診することが先決です。
介護うつは精神的な症状(落ち込み、不眠など)で現れることもありますが、
身体的な症状(頭痛、胃の不調、耳鳴り、だるさ、関節や筋肉の痛み)でも現れることがあります。

介護うつ治療

内科あるいは他の専門外来を受診して、原因がうつによるものであれば、心療内科、精神科での治療となります。
心療内科(内科)と精神科のどちらかを受診するかは

【心療内科】
精神的・身体的な不調はあるが、日常生活は何とか送ることができる

【精神科】
精神的・身体的な不調があり、身の回りのこと(食事・入浴など)が自分でできない
が目安となります。

ただ、死にたい、消えてしまいたいなどの希死念慮や自分を責めてしまう気持ちが強い場合は早めに精神科を受診しましょう。

うつ病の治療は心身ともに休むことが大切です。
介護は24時間休みなく続きます。
もともとエネルギーが少なくなっている状態で、エネルギーを十分に蓄える間もなく、常にエネルギーを使いつづけている状態ともいえます。

治療には抗うつ薬などのお薬が用いられます。
早ければ飲み始めて1週間ほどで効果が出てきます。
うつ病が治るまでには、軽症では1か月~3か月、重症化すると、3か月~1年くらいの治療期間が必要とされています。

治療中の介護は周りの協力をあおぐ、ヘルパーを利用するなどして、できるだけ休息に専念しましょう。
回復してもうつの再発を防ぐために、適度な息抜きと介護がすべてではない生活を意識していけるといいですね。

 

まとめ

最近のマウスを使ったうつ病に関する実験で、「楽しいことを思い出す」ことで脳に刺激を与えることがうつに効くことがわかりました。
介護に追われる日々、そんな余裕はないとは思いますが、
懐かしい音楽を聴く、昔のアルバムを開くなど、自分にとって楽しいことを思い出す時間があればリフレッシュできるかもしれませんね。

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