小説家になりたい高校生です。なる方法とコンクール情報を!

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小説家 高校生

本屋さんや図書館に行くとずらりと並ぶ本。
いまではインターネットを通じても気軽に楽しむことのできる読書。

読書好きな方なら一度は夢見たことのある職業が小説家ではないでしょうか?
小説家になるのに、年齢や経歴は問われません。

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とはいうものの、やはり志が早ければその分夢に近づくことは早いもの。
今日は高校生の皆さんに向けて、小説家になるにはどういう方法があるかお話をしたいと思います。

 

小説家になりたい!

ひと口に小説家といっても、小説家それぞれで得意とする分野があります。

2015年に『火花』でピースの又吉直樹さんが芥川賞を受賞したのは記憶に新しいですが、その芥川賞と同時に発表されるのが直木賞です。
芥川賞が芥川龍之介にちなんで作られた賞ならば、直木賞は直木三十五に(さんじゅうご)にちなんでつくられた賞です。

どちらも伝統のある高名な賞ですが、大きな違いは芥川賞が主に純文学を、直木賞が主に大衆文学を対象として選ばれている点です。

 

このことからも、自分がどういうジャンルが好きか、どういうジャンルの文学を書きたいかと見極めておくのも大切なことかもしれません。
というのも、自分で書いた小説をコンクールや賞に応募する場合、そのジャンルに合った作品の方か、受賞する可能性が高いからです。

 

もちろん、ひとつのジャンルにこだわる必要はありません。
推理小説を得意とする小説家が、恋愛小説を書いたり、あるいは児童文学を書く場合もあるでしょう。
まだ年齢の若いみなさんは、いろんな分野にチャレンジしてみるのもひとつの手です。
いろんな分野の本を読んで、自分に合う、こうなりたい!と思える小説家の作品に出会ったら、その小説を見本に書き写したり、書き方をまねてみるのもいいですね。

 

主な文学のジャンルは次の通りです1.純文学
2.大衆文学(エンターテインメント)
3.児童文学
4.ライトノベル
5.ファンタジー
6.現代小説
7.歴史小説
8.時代小説
9.恋愛小説
10.ビジネス小説
11.SF
12.ホラー
13.推理小説
14.官能小説
15.バイオレンス小説  など

 

小説家になる方法?

今、高校生のみなさんにとって、小説家になる方法にはどんな方法があるでしょうか?

『アイコ16歳』の堀田あけみさんや、『インストール』の綿矢りささんのように、高校在学中に賞を受賞し、大学卒業後に専業作家となった小説家も少なくありません。

文章を書くのが好き、本を読むのが好きというのは小説家を目指すひとに共通していることです。
だから、毎日とにかく1行でもいいから文章を書き続ける。
この作業を続けられるひとが小説家になることができるとも言えます。

 

しかし高校に通うみなさんにまず忘れずにいてほしいのが、今の状況を大事にするということです。

1.まずはしっかりと学校の勉強をし、幅広い分野の本に親しむこと
2.小説を書くのが好きな友達同士で、お互いの作品を読んでみること
3.読書だけではなく、映画や音楽、美術などなど幅広い芸術に触れて感性を豊かにすること
4.家族や友達との時間を楽しむこと
5.アルバイトやボランティアを通じていろんな世界を知ること    など

 

学生生活のことなどは、社会人になると記憶や感覚が薄れてしまい、あとで書こうとしてもなかなかうまく書くこともできないこともあるでしょう。
いま高校生だからできることを、精いっぱいやってみてください。

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そして、小説家を志すみなさんはどんな方でもそうだと思いますが、孤独に耐えることの力が必要になります。小説はひとりこつこつと書き続ける孤独な作業です。
ひとりきりの時間を大切にして、自分自身と向き合い、個性を育んでいくことも必要だと思います。
自分が書きたいテーマをこの時期から考えてみるのもいいでしょう。
それが信念となって、これから生み出す作品群の核となるかもしれません。

 

そのうえで、新聞や雑誌、ネットでの作品公募のチャンスがあれば挑戦してみる。
入賞できれば自信につながりますし、選評をもらうことができれば、自分の作品を客観的に評価できる材料ができます。

 

また毎日書き続けることによって、作品が書き上がります。
その作品を出版社に持ち込むという方法もありますが、「○○賞の最終選考に残りました」などのアピールできる材料がなければ、具体的に話が進むことはまずないと言えます。

大学に進学したり、社会人になった後も、プロの小説家が講師を務める学校に通う、通信講座等を利用して文章に磨きをかけることができます。
あきらめず書き続けることが大事です。

 

小説家のコンクールがあったら教えて下さい。

小説のコンクールには一般向けと学生向けの大きく2つがあります。

新聞や雑誌の紙上のほか、インターネットなどでコンクールのお知らせを見かけたことはありませんか?
学校ならば、廊下で募集のポスターを見かけたことはないでしょうか?

 

もちろん、本屋さんで売っている『月刊公募ガイド』などでも
最新の公募コンクールの情報を知ることができます。

おすすめなのが、みなさんがお住まいの地域の新聞社などで主催している文芸賞やエッセーのコンテストです。

高校生・中学生と応募者の年齢や、題材が限定されているものがあります。
具体的に○○県に関することなど、とテーマが与えられていれば、他県に住む人よりも、やはりその土地に住んでいたことがある人や住んでいる人が有利になりますね。
みなさんの身近な生活の中から題材を見つけやすいため、文章化しやすいと思います。
また、○○県内在住の方のみという制限があれば、入賞の可能性はグッと高くなります。

 

募集年齢層が幅広い一般向けのコンテストの場合、内容にもよりますが年齢の若い人はやはり不利な部分があるかもしれません。
その年代の時にしか応募できないコンテストに応募してみるのがおすすめです。

 

また、最近はインターネットのブログなどがきっかけで小説家デビューにつながる方も多いと聞きます。
大人になってから自費出版で出した本から見出されて小説家になった方もいます。

サラリーマンとして働きながら、小説を書き続けた方。
主婦業の傍ら、小説を書き続けた方。
『ハリー・ポッター』シリーズで有名なJ・K・ローリングさんは生活の苦しい中小説を書き続けて、世界的なベストセラーを作り出しました。

『高校生の小説家』になることを目指すのではなくて、高校生の今は小説家になるための土台造りの時期。
社会人となり、家族を持ったり、いろいろな経験を積む中で小説家として認めらえる作品を書くことができるようになるのかもしれません。

 

まとめ

みなさんも実際に調べてみると分かりますが、小説家になるために学歴はあまり関係ありません。

芥川賞作家の西村賢太さんは最終学歴が中学卒業です。
最近は大学進学率が高くなったので、最終学歴が大学卒業の小説家が増えていますが、大学院卒から、中学、高校卒業まで、さまざまな学歴や職歴の小説家が活躍しています。

ただ、小説家になろうと思った気持ちを夢で終わらせないための努力を積み重ねてきた人だけが小説家になれる。
このことに尽きるのだと思います。

また、出版業界も変化していて従来の紙媒体からインターネットなどのデジタル書籍に移りつつあります。

小説家だけで生活をしていけるのはごく一部の小説家であり、これからはいままでのイメージとは違った小説家の姿に変わっていきそうです。

原稿用紙に向かって、カリカリと筆を進めるよりも、今はパソコンで原稿を書く時代。
また、公募コンテストの応募もインターネットで可能な場合も増え、気軽に応募しやすくなっています。
誰にでも開かれている小説家への道、あきらめず書き続けたひとだけが小説家になれるのかもしれません。

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