アトピーの脱ステと標準治療。リスクもあって、医者選びが大切。

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脱ステで難しいのは「医者選び」だと思います。

この記事は、今から脱ステロイドを始める人や、始めてしまったけれどいい先生にかかりたいと思っている人に向けて書いています。
近くの皮膚に飛び込んで失敗するということは避け、自分にマッチした主治医に出会えるようにしてくださいね。

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もくじ

★第1章:アトピーの脱ステの標準治療は注意が必要?
★第2章:脱ステのリスク。自己判断が危険な理由
★第3章:脱ステに医者は大切!主治医選び。いろいろな分野に医師はいる。
★まとめ:脱ステの医者選びのまとめ

 

★第1章

アトピーの脱ステの標準治療は注意が必要?

日本の「皮膚科学会」に所属した一般の皮膚科医の中で、脱ステに取り組んでいる医者は数%しかいないと言われています。
つまり、街にある皮膚科の90%以上が「標準治療」を行う皮膚科なのです。

標準治療とは「ステロイドを塗りましょう」という治療のこと。
標準、などという言葉でいかにもこれが普通の治療ですよというイメージにしていますが・・・結局はステロイドを処方され続ける治療と言うことです

 

しかし、この標準治療が体に合う人ももちろんいます。
ステロイドが完全に悪かというとそういう訳ではありません。
問題は危険性や副作用を説明されずにどんどん塗らされることです。

だから、標準治療の医師であっても「ステロイドの危険性を説明し」「患者のライフスタイルと相談し」「副作用も含めコントロールできる処方ができ」「患者の判断を待ってくれる」という当たり前のことをしてくれるなら…話を聞く価値はあるでしょう。

 

ステロイドは劇薬です。

例えば「抗がん剤」と比較しましょう。
がん患者は医師から抗がん剤の説明を聞き、治療法を選べます。セカンドオピニオンを取ることも推奨されます。
また抗がん剤を使わずに民間療法で治す人、併用する人、自分の意志によって様々な治療法を選択できます。

それなのにステロイドは…「アトピーね、はいこれ塗って」と言われ、良く分からないステロイドをもらっておしまい。
残念ながらこんなことが多く起きています。

アトピー患者にも「ステロイドの危険性を知り」「使わずに治す方法と比較し」「脱ステに踏み切る時期を相談できる」病院が必要ではないでしょうか。

脱ステ ケア

★第2章

脱ステのリスク。自己判断が危険な理由

脱ステを始めた人は、もうステロイドなんていらない!!という気持ちでいっぱいでしょう。
そしてもし今までにかかった医師に不信感があれば・・・2度と皮膚科には行かない、薬なんて使わずに治してやる!という感情を持っている場合も多くあります。

しかし、脱ステ医にはかかっておくことをおすすめします。
それは脱ステ中のリスクヘッジのためです。

もし一番つらい時期に病院へ行かなくてはならなくなったら。
そこから新しい病院へ行くことは心身ともにとってもつらいことです。

 

リスクは大きく分けてふたつあります。

◆まずは「感染症や合併症のリスク」です。
脱ステ時には、カポジ水痘様発疹症などの感染症にかかる可能性があります。
特に夏場の汗をかく時期には、脱ステ以外の感染症リスクが高まります。

◆また顔のかゆみをこすったりすることで、白内障のリスクがとっても高くなります。
実際に脱ステ中に白内障の手術をする人も多くいます。
こうなったときに適切な治療が受けられなかったら・・・脱ステに理解の無い病院に運び込まれ、ステロイドを使われてしまったら…
今までの努力は水の泡ですよね。

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脱ステ中には精神的にも追い込まれます。
そんなときにきちんと話を聞き、睡眠薬や安定剤を処方してもらうことも可能です。

何度も通う必要は無いかも知れません。
とにかく初診でカルテを作ってもらい、自分の状況を伝えておく。
そして困ったら飛び込める、という脱ステ医を確保しておくことはとっても大切です。

ふたつめは「仕事や手続きのリスク」です。
日本にはいろいろな制度があり、脱ステで仕事に行けなくなってしまったときに受ける「傷病手当金」などは本当に助けになります。

しかし何にしても「医師の診断書」が必要になります。そもそも、この診断書が無いと仕事を正式に長期で休むことはできません。

逆に言うと、医師から「皮膚疾患により就業不能」という診断書さえもらえたら・・・正式に仕事を休むことができるのです。

 

しかし一般的な皮膚科、特に脱ステのことを知らない・理解が無い皮膚科では、この診断書をもらうのにもひと騒動が起きる可能性があります。

標準治療の医師からしたら「いやいや、ステロイド塗ったらキレイになって仕事できますよ」というのが当たり前だからです。

また皮膚疾患は、「どの段階から仕事ができない・できる」という判断が難しいです。
個人差もあり、データや数値で悪化度が測れないからです。

もしあなたが「休職」「転職」「家族を支えながら脱ステ」など、社会生活のことを考えながら脱ステをする気なら。
絶対に「理解のある脱ステ医」にかかっておくべきだと思います。

経験豊富な脱ステ医は、「ここまで来たら仕事復帰してみては?」「次はこんな状態になる可能性がある」などの的確なアドバイスをしてくれます。
そして駆け込み寺として機能します。

社会復帰のための書類も、キッチリ書いてくれるでしょう。

 

 

★第3章

脱ステに医者は大切!主治医選び。いろいろな分野に医師はいる。

では自分の周りにいる脱ステ医を探してみましょう。

ここで知っておいて欲しいのは、半径数キロ以内で探しても意味が無いということです。
日本には数人、有名な脱ステ医がいます。
そしてその先生の元には日本中から患者がやって来ています。

「住んでいる県内にはいない」なんて言うのが当たり前です。
もしたまたま近くにその名医がいたら、それはめちゃくちゃラッキーなこと。
筆者はラッキーなことに、電車で1時間半のところで有名な先生にかかることができました。
待合室には日本中から来た患者さんが並んでおり、私が一番近所でした。

 

脱ステは、自分が「このやり方でやる」と決めたらそんなに受診回数は多くない場合もあります。
医師によっても多少方法が変わります。

ステロイドを使わないということだけは共通しますが、例えば「食事に対する考え方」「生活指導の内容」などが変わるためです。

 

納得できる方法を聞けたら、あとはそれを軸に自分で頑張ります。
もしどうしてもその医師が遠方なら、自分の住んでいる地域で脱ステに理解のある先生を紹介してもらうという手もあります。
そうすることで、急な感染症のときなどは助かるかも知れません。

また、正式な皮膚科医ではなく漢方医や民間療法の先生にかかる場合もあります。
もちろん自分が納得できたなら、そのメソッドに従うのもいいでしょう。
実際脱ステは、西洋医学から離れないと先が見えない側面も持っています。

 

しかし、もしその先生が医師免許を持っていなければ、上記の「感染症や白内障の治療や薬の処方」「診断書発行」は法律的にできません。
そこはしっかり検討してください。

 

筆者も、初めの半年は脱ステ医の指導で治療を進めました。
実際に感染症にも何度もかかったので、薬を処方もしてもらいました。
また「これ以上悪化したら入院などを相談できる」という最終的な心の支えにもなりました。

そして半年後に、たまたま紹介してもらった東洋医学の先生から体の仕組みを学びました。
アトピーにかかる体がどのようなものなのか、そして季節や食べ物との関連などは、「皮膚科」では決して知ることのできないものでした。

脱ステは長期戦で、苦しい戦いです。
だからこそピンポイントで助けてくれる医師と繋がっておくことをおすすめします。
やみくもに自己判断で行い、悪化させてステロイドに戻るという悪循環だけは、避けて欲しいと思います。

 

★まとめ

脱ステの医者選びのまとめ

今は便利な世の中なので、ネットでたくさんの情報を知ることができます。
その中から自分に合う治療を選ぶことは大変ですが、いい脱ステ医とその治療方法に出会うことは脱ステ成功の第一歩です。

通いやすさよりも、信頼度を重視して探してみてくださいね。

 

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