小学生の自由研究で簡単で一日で!食べ物ならアイスクリーム
夏休みの自由研究って、親にとって頭の痛いところです。
根っからの理科好き親子ならワクワクしながら進められるものなんですが、大多数の親御さんは、手伝うにしても何をしたらいいか・・・なんて毎年悩みますよね。
テーマが決まらず、かといって興味があるものもなく・・・なんてことになったら、親も子もイライラしてしまいますね。
テーマを決める上で、大切なのは、親からの押し付けではなく、子供が自ら「なぜ?」と疑問に思うことから自由研究をすることが大切です。
大人からすると当たり前でも、子供にすれば素朴な疑問であり、親は結果はわかっていても子供のなぜ?につきあってあげましょう。
そして、過程の中で湧いてくる疑問や失敗を子供自身が深く考えて、次にどうしたらいいのかを導き出すことが大切です。
ですので、ネットでいろいろとテーマを参考にしたとしても、やり方や失敗した時などは、子供さんが考えるように見守りましょう。
今回は、小学生の自由研究を、いろいろと御紹介しましたので、是非参考にして、楽しんで自由研究を進めて下さいね。
小学生の自由研究で簡単で一日でできるものは?
小学生の自由研究を簡単に一日で完成させるには、実験系あるいは、一日で出来る調べ物系です。
何といっても一日なので、観察のように毎日続けるものは、厳しいのでここでは、一日でぱっと結果のでる実験の自由研究や調べ物を、低学年と高学年にわけてお教えします。
低学年向き
■家の庭や周りの草花調べ(家の周りの草花を取りに行く時は、おうちの方が必ずついていきましょう)
きっかけ:家の周りってどんな草花が生えているのかな?調べてみよう!
準備物:ビニール袋10枚程度、小さなメモ、下敷き、植物図鑑、記録シート、鉛筆、色鉛筆
1、ビニール袋と下敷き、小さなメモを持って、家の人と一緒に草花を取りに行きます。
とった草花は、ビニールシートに種類ごとに入れ、どこに生えていたのかメモも一緒に入れます。
花壇の花は、とらないようにしましょう。写真に撮って記録してもいいですね。
2、とった草花を家に持ち帰り、図鑑で調べて記録シートに記入します。 ≫≫≫ 記録シートひな形
3、一枚の記録シートに一種類の草花を記入し、何枚か書き終えたら表紙をつけ、とじひもでとじたら完成です!
家の周りに生えている、草花は、どんな環境で育つのか、いつ育つのかなどいろいろと調べることで、今後、学校へ毎日歩いていく道中の草花にも興味がわいたりするかもしれませんね。
高学年向き
■いろんな液体に氷を入れる実験
きっかけ:氷は、水に浮くけど、水以外の液体に入れたらどうなるのだろう?
準備物:いろんな液体(酢、水、油、牛乳、アルコールなど)、氷、プラスチックの透明な使い捨てコップ
1、いろんな液体をプラスチックコップの半分まで入れ、氷を入れるとどうなるか実験します。
2、観察した様子をまとめます。
上記以外の液体にも氷を入れてみたり、なぜ氷が浮くのか、沈むのか、そのなぜを調べて深掘りすることも大切ですね。
単純に疑問に思ったことを調べるだけでも立派な自由研究です。
気負わずに、楽しく、子供が自由研究に取り組めるように、親御さんはアドバイスしてあげて下さいね。
大切なことは、子供が疑問に思うことから始まり、途中の経過で失敗したら、なぜ失敗したのか、他の方法はないのかなどいろいろとお子さんの考えることを見守りながらアドバイスしましょう。
小学生の自由研究で食べ物作りはどうだろう?
どうせなら、自由研究で作った物を食べたい!小学生ならそんな風に思ってしまうかも・・・。
自由研究で食べ物を作ることも、立派な自由研究ですし、食べ物に関することを調べるのも自由研究です。なんてったって、「自由」な研究なのですから!
ここでは、食べ物に関する小学生の自由研究を御紹介しちゃいます。
◆ 豆腐作りの自由研究 ≫≫≫ 作り方はこちら
◆シュワシュワラムネの自由研究
きっかけ:どうしてラムネはシュワシュワするのかなあ?ラムネって口の中に入れるとシュッと溶けますね。
ラムネって何からできているんだろう? どうしてシュワッとするんだろう?しらべてみよう!という疑問から実際にラムネを作ってみる自由研究です。
ラムネの作り方
材料
・粉糖(パウダーシュガー)50g、
・コーンスターチ10g
・クエン酸小さじ1/4
・レモンの搾り汁小さじ1/2
・重曹小さじ1/2
・水小さじ1/2
・色をつけるときの食紅またはイチゴシロップ、ブルーハワイシロップなど
準備物
・ボウル
・スプーン
・計量スプーンや抜き型、製氷皿など型をとるもの
電子レンジや包丁、火は使わずにできますが、おうちの人と一緒に作りましょう。
作り方
1.粉糖にコーンスターチを混ぜます。
2.真ん中にくぼみを作ります。
3.水、クエン酸、レモンの搾り汁を加え混ぜます。色をつけたい場合、食紅やシップはこの段階で加えましょう。
4.よく混ぜたら、重曹を加えさらに混ぜます。
5.製氷皿に入れてギュッとおして型をとります。
6.乾かしたら完成です♪
ポイント
ラムネが乾燥するまでは触ると崩れるので、完全に乾かしてから触りましょう。
実際に作ってみると、シュワシュワするもとは、どうやら重曹とクエン酸だという感じがわかってきます。
お子さんと作りながらこれがシュワシュワする食材なのかと確認したりして、進めましょう。
重曹やクエン酸の役割について調べて深掘りしていくのもいいですね。
実験の動画もありますよ
食べ物を作っちゃおうという実験以外に、食べ物その物について調べる方法もあるんですよ。
◆スイカの種について:そのように配列しているのだろう?黒い種や白い種があるのはなぜ?
◆トマトの甘さについて:甘さは、大きさや硬さにに関係があるのかな?
このように、日常食べている食材にスポットを当て実験してみてもいいですね。
是非お子さんと、食事をしながら話をしてみてください。
親子のきずなも深まりそうですね。
小学生の自由研究でアイスクリームを作ってみよう!
小学生は、アイスクリームが大好き!そのアイスクリーム作りの秘密 に迫ってみてはいかがでしょうか?
今回のポイントは、塩と氷でアイスクリームを作るということです。
冷凍庫は使わず氷と塩で冷凍庫のような冷たさにして、作る実験です。
アイスクリームの作り方も学べますし、塩と氷の性質も学べますね。
塩と氷を利用する方法は、アラビア人がヨーロッパに伝え、シャーベットやアイスクリームの文化を生んだと言われています。
氷と塩でどのくらい温度が下がるのか、そのときの氷と塩の様子も観察します。
動画もありますが出来上がりのアイスは少しゆるいようです。もっと冷やしたほうがいいかもしれませんね。
こちらの動画は、氷と塩の上で混ぜるところがアップされています。
氷と塩で冷やして作るアイスクリームの作り方
材料(2人分)
生クリーム 50cc
牛乳 100cc
グラニュー糖 20g
卵黄 1個
バニラエッセンス 2~3滴
氷 1kg
塩 400g
用意するもの
ボウル(ステンレス)大 1個
ボウル(ステンレス)小 1個
泡だて器 1個
スプーン大1本
軍手
温度計
1、ボウル(大)に氷を入れ、塩の分量の少しを残して加えて、まんべんなくかき混ぜる。氷と塩の様子や、ボールの様子、温度などを観察します。
2、ボウル(小)に牛乳・生クリーム・砂糖を加えて泡だて器でかき混ぜ、卵を加えて軍手をしてゆっくりかき混ぜる。※泡立てないように。
3、ボウル(大)の氷の中に2のボウル(小)をつけて、冷やしながらゆっくり根気強くかき混ぜる。だんだんと固まっていく様子も観察します。
4、固まってきたらいったん氷からおろし、なめらかになるまで混ぜます。
5、ボウル(大)に残りの塩を加え、その中にもう一度ボウル(小)を入れます。
6、なめらかになったらアイスクリームをスプーンでボウルの側面にのばし、そのままおきます。
7、まわりが固まってきたら出来上がりです。
この自由研究では、氷と塩を一緒にするとなぜ温度が下がるのか調べたり、北海道では、道路が凍るのを防ぐため、塩などの凍結防止剤がまかれている事へ話題を広げてもいいですね。
そして、最後は親子で、アイスクリームをおいしくいただきましょう。
まとめ
子供さんが小学校低学年なら特に自由研究は、親の手伝いが必要かもしれません。
ですが、自由研究は、あくまでも子供の宿題なので、自分で考えながら進んでいけるように、親は、ヒントを少しだけ与えるとか、そっと見守るなどして、子供の興味や、考える力を引き出してあげたいですね。
そんな時は、ネットを見ると、下記のような自由研究お助けサイトなるものもあるようですので、是非参考にしてもいいですね。
≫≫≫ 自由研究の輪
≫≫≫ ベネッセ自由研究サイト
今年の自由研究は、簡単にできて、しかも子供が楽しんで出来るものを早めに済ませたいですね。
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