うつ病の聴覚過敏の対処法。音の洪水が辛い!「うるさい!」

公開日:  最終更新日:2018/09/26

ストレス等が原因で引き起こされる病であるうつ病。
うつ病の症状としては、気分が落ち込んだり、何もする気が起きなくなったりと、精神面の症状が有名ですね。

しかし、頭痛や肩こり、身体のだるさ等、身体面の症状も出るってご存知でしたか?かく言う筆者も、身体面の症状にはかなり悩まされました。

中でも、最も辛かった症状が「聴覚過敏」です。
この症状は、うつ病患者さんの中では、割とよく聞かれる症状ではありますが、当人以外にはなかなか分かりにくい症状であることも、辛さの1つでした。

今回は、この「聴覚過敏」と対処方法についてお話ししていこうと思います。

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うつ病と聴覚過敏について

そもそも、「聴覚過敏」って?

その名の通り、「聴覚」が「過敏」になる症状です。
単純に、耳がよく聞こえるといったこととは異なり、周囲の人が気にならないような身の回りの環境音がとても気になったり、それが原因で不快感や苦痛を感じるような状態を指します。

原因は様々であり、うつ病以外の病気(てんかんなど)でも、この症状は出ることがあります。また、年齢や性別も関係ありません。

症状自体は病気ではありません。

また、医学的にも明確な定義はありません。
しかし、ひどくなると日常生活に支障をきたすこともあり、「病気でないから」と侮ってはいけない症状です。

うつ病 聴覚過敏

 

聴覚過敏って、どんな症状が出るの?

聴覚過敏は人によって症状の出方や程度がまちまちですが、多く聞かれる症状として、次のようなものがあります。

 音が響く
 音が歪んで聞こえる
 本来の音より大きく聞こえる
 少しでも周囲が騒がしくなると会話が聴き取れない

また、不快に感じる音としては、子どもの声や救急車のサイレン、食器の擦れる音など、「高音」であることが多いです。

その他にも、急に大きな声や音が聞こえると、耳をつんざくように感じることも多くあります。

症状の強い場合では、耳の痛みや頭痛などの身体的な症状があらわれることもあります。
そのような場合は不快な音から離れたり、休息を取るなどの対応が必要です。

 

なぜうつ病で「聴覚過敏」の症状が出るの?

では、なぜうつ病で「聴覚過敏」が起こるのでしょうか。

うつ病の起こる原因は、ストレス等による脳の働きの低下により、脳内のホルモンが減少するためと考えられています。

脳の働きが低下すると、自律神経のバランスも崩れがちになります。
それにより、頭痛など、うつ病の身体面の症状が出ると言われています。

この、自律神経のバランスが崩れることが、「聴覚過敏」を引き起こす原因と考えられています

 

うつ病の私の聴覚過敏の経験談

うつ病になって以降、毎日が音の洪水

うつ病を発症して以降、ずっと「聴覚過敏」に悩まされています。

私が苦手な音は「機械の作動音」「高い音や声」「大きな声や音」です。
特に、「機械の作動音」は、冷蔵庫等の24時間作動する家電の音や、換気扇の音、蛍光灯が発する音など、生活する上ではどうしても避けられない音が少なくないため、常に何らかの音が耳に入ってくる状態です。

あまりにも辛い時は、音の聞こえにくい部屋に移動するなどして、対応しています。

 

子どもは可愛いけど、声が苦痛

私は子どもが好きな方ではありますが、「聴覚過敏」になって以来、小さな子どもの声が苦手になりました。

特に、子どもが遊んでいる時やふざけている時に出す、「キャー」というような感じの大きな声がすると、その場で耳を覆いたくなります。
泣き声もあまり得意ではありません。

電車やバスなどで子どもが騒いだり泣いたりすると本当に辛く感じることが多いですが、泣き出したり騒ぎ出したりしたタイミングで移動したりするのも、親御さんへのプレッシャーになるような気がして、なかなかできなかったりします。
さりげなくヘッドホンを取り出して音楽を聴くなどして対処しています。

 

大きな音や声を聴き続けた後はぐったり

映画やドラマなどで、俳優が大きな声を出したり、大きな効果音が鳴ったりするシーンが苦手です。

普段、1人でテレビを観るときは、音量を小さくして、字幕を表示する様にして観ていますが、家族と観るときはそうはいかないことも。
そうなると、ドラマを1本観終わる頃には疲れてしまっていることもしばしばです。

バラエティーも芸人さんと録音された笑い声等は論外!ワーワー、キャーキャー「うるさい!」です
 

また、親戚や友人などで、声の大きな人と話したりするのがかなり大変です。
声を小さくしてもらう様にお願いしたりするのですが、もともと声の大きい人って、また段々と声が大きくなる人が多いんですよね…。

何度も頼むと嫌な思いをさせてしまうかもと思って言えず、別れた頃にはぐったりしてしまうことが多いです。

その日は別れた後、ゆっくり休む様にしています。

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辛さをわかってもらえない

個人的には「聴覚過敏」は1番辛い部分かもと思っています。

頭痛や肩こり、吐き気といった症状は、うつ病でなくとも経験している人が多いのでわかってもらいやすいのですが、「聴覚過敏」はそうはいかないなと思います。

まず、症状がうまく伝わらないことが多いです。
相手が理解しにくいこともそうですが、症状のある当人も、うまく症状を伝えられなかったりするためです。

また、しっかり伝えられたとしても、実体験のない症状はなかなかわかってもらえないものです。

そもそも、「聴覚過敏」自体があまりメジャーではないというのも、理解が得られない理由の1つ。

今後、この症状が有名になってくると、周囲の反応も変わってくるのかもしれませんね。

 

「聴覚過敏」を和らげる方法あれこれ

うつ病による「聴覚過敏」を何とかして和らげられないか?と思い、様々な方法を試してきました。各方法のメリット・デメリットも含めてご紹介します。

 

耳栓・イヤーマフ

簡単かつ効果の高い方法だなと感じます。耳栓やイヤーマフは通販でも簡単に購入でき、種類も豊富なのでオススメの方法です。

 メリット
 簡単に手に入る。
 効果が高い。
 耳栓・イヤーマフ共に種類やデザインが豊富なため、自分の気に入った物を使うことができる。
 耳栓は就寝時も使用可能。

 

 デメリット
 耳栓・イヤーマフの遮音性や装着感などをしっかりチェックしてから購入しないと、効果が得られなかったり、耳が痛くなる等の症状が出ることがある。
 イヤーマフはそれなりの大きさがあるため、人目が気になる等の場合は使用しにくい。
 イヤーマフは就寝時は使いにくい。
 必要な音まで遮断してしまうこともある。

 

 

ノイズキャンセリング機能を使う

音楽プレーヤーやイヤホン・ヘッドホンに搭載されているノイズキャンセリング機能を使う方法です。

ノイズキャンセリング機能のみの「デジタル耳栓」という製品もあります。

 メリット
 機械の作動音等、「ずっと聞こえる不快な音」に対しての効果が高い。
 ノイズキャンセリング機能を使ったままでも、会話などが可能である。

 

 デメリット
 就寝時は使用しにくい。
 突発的な大きい音や、子どもの声などに対しての遮音性はあまり良くないことが多い。

 

 

イヤホンやヘッドホンで音楽を聴く

音を遮断して聞こえなくするのではなく、他の音で聞こえなくする方法です。

「聴覚過敏」への対処だけでなく、気分転換にもなるので良く使っていた方法です。

 

 メリット
 好きな音だけ聴くことができる。
 気分転換を兼ねることが出来る。
 外から見た時に違和感がないため、人目が気になるような場合でも使える方法である。

 

 デメリット
 何の音も聞きたくないというような場合には向かない。
 外の音を遮断するために音量を上げすぎると、いわゆる「ヘッドホン難聴」等、他の病気を引き起こす可能性がある。

 

生活リズムの改善などで自律神経のバランスを整える

これまで紹介してきた「音を遮断する」方法は、すぐに効果を得られますが、あくまでもその効果は一時的な物です。

この方法はそうではなく、根底から「聴覚過敏」を治していこうという考え方です。

調子が上向いてきたら、ぜひ行って欲しい方法です。

 

 メリット
 効果が高い。
 「聴覚過敏」だけでなく、他の症状にも有効である。
 うつ病の改善にもつながる。

 

 デメリット
 時間がかかる。
 うつの症状が重い時や、日内変動の辛い時などには実施が難しい。

 

病院で相談する

症状が重くて辛い場合には、病院でお医者さんに相談するのも手です。

耳鼻科・精神科の双方で診てもらえます。

場合によってはTRTという治療や薬の調整も行ってもらえます。

また、お医者さんに話を聞いてもらうだけで、心理的な負担が軽くなることもありますよ。

 

 メリット
 専門家に相談が出来る。
 薬の処方や調整があった場合、かなりの効果が見込める。

 

 デメリット
 症状をうまく伝えることが出来ないと、辛さなどが伝わらず、重要視してもらえない。
 薬の処方や調整の内容によっては、副作用などの可能性がある。

 

うつ病と聴覚過敏のまとめ

ここで紹介してきた方法のうち、1つだけでなく、いくつかの方法を組み合わせたり、自分に合った方法で対処するようにしていくと、より高い効果を得られますよ。
自分だけの「聴覚過敏」への対処を、ぜひ見つけてみてくださいね。

ここまで、うつ病による「聴覚過敏」の症状やその対処方についてお話しさせていただきました。

「聴覚過敏」はわかってもらえないことも多いため、「我慢すればいい」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、無理に我慢をするとストレスとなり、症状の悪化や慢性化を招いてしまう可能性もあります。

無理せずに休んだり、リラックスを心がけながら、改善を目指しましょう。

 

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