北海道観光、冬のおすすめは宗谷岬。冬の北海道旅行の注意点は?
長くて、暑い夏が終わり、今秋が来ます。
そして、冬。
日本の四季の移り変わりは、実に目まぐるしいなと感じます。
気温が涼しくなれば、人は活動的になります。
どこか旅をしてみたい。
頭の中で、旅のことを考えていたら、いつの間にか冬。
寒いけど、どこかに行きたい。
そんなみなさん、思い切って、北海道に行きませんか。
冬の北海道観光のおすすめは、ずばり宗谷岬です。
ちょっと寒いですけどね。
それでも、事前に服装などの準備を整えれば大丈夫です。
なぜ北海道観光は冬がおすすめか?
北海道の冬と言えば、本州などのみなさんは、寒いということがまず頭に浮かぶでしょう。
気温が0度以下のマイナスになる世界を、本州でも暖かい関西や中国地区、四国、九州に住んでいる方は、想像をすることができないでしょう。
例えば、テレビドラマ北の国からでお馴染み、そして冬スキーのメッカである富良野では、1月になると最低気温がマイナス20度、最高気温が15度になる日もあります。
では、実際、北海道の冬の実態というのは、どのようなものか、関心はありませんか。
実のところ、このブログを書いている私、北海道で生まれ育った中年おじさんです。
北海道の冬の実情を踏まえ、観光などで北海道に行きたいなと感じている方に、冬にどうしていくことをおすすめするのか、ちょっと説明してみたいと思います。
道南は、札幌に代表される道央、旭川のような道北に比べると、気温や降雪量の面では比較的恵まれているとされています。
しかし、そこに住んでいる人間の実感としては、決して温暖とは言えないのです。
場所的に、山で囲まれている盆地です。
そうすると、朝がとても冷えます。
最低気温ということでは、北の最北稚内市のそれより、低い日がたくさんあります。
また、2011年の311以降、日本列島では地震が多発していることは無論、大雨や強風など異常気象に襲われていますよね。
私が住んでいる道南でも、今年1月から3月にかけて、これまで経験したことがないような豪雪に見舞われ、雪かきで大変でしたよ。
道南でさえ、こんな感じです。
道央や道北、それに道東の冬は、もっと大変なことがお分かりになると思います。
こんなに、冬の北海道のことを書くと、わざわざ冬に北海道に行く必要ないよ。
雪が解けた春以降に、足を運べば、いいじゃないかとみなさん感じるでしょう。
しかし、逆説的な言い方になってしまいますが、だから冬がおすすめなのです。
どうしてなのか。北海道と言えばで連想するワードとして、大自然という言葉浮かびませんか。
本州の首都圏や関西地域は、街じゅうアスファルトジャングル。
自然環境に接する機会は、自分で意識しないと、あまりないのでは。
それに、北海道の自然環境は、それ以外の日本各地とは、歴史的に性格が異なっています。
明治がはじまった150年前よりの以前の北海道は、人間の手がほとんど入っていなかった場所です。
明治以降、開拓の手が入りましたが、世界遺産でおなじみの知床半島に代表される大自然の楽園が、まだまだ残されています。
そして、大自然の壮大さや野生動物が生き生きとした姿を見せるのは冬なのです。
観光で北海道に行くなら、観光客が夏より冬はそれほど来ていないことも考え、さらに忙しい日常では、味わうことができない感動を体験するためにも、冬の北海道がおすすめです。
北海道観光冬の宗谷岬の魅力は?
北海道観光は冬の宗谷岬に行ってみよう!
毎朝、決まった時間に起きて、歯を磨いて、顔を洗い、身支度を整える。
トーストを数枚食べ、コーヒーを飲みながら、スマホでラインやメールのチェツク。
家を出て、地獄のような満員電車に乗って、会社に。
昼休みのワンコインランチが唯一の息抜き。
それ以外は、時間に追いまくられ、パソコン画面とにらめっこ。
上から目線の体育会系上司、かまってちゃん後輩にはさまれ、がんじがらめ。
夜の10時まで仕事をするのが、当たり前。
定時で仕事が終われば、超ラッキーという感じ。
疲れていませんか。
ストレスだらけで頭が爆発しそうになりませんか。
慌ただしい日常から、ほんの一瞬でもいいから離れて、リセットしたいと感じませんか。
人間ですもの、そう感じるのも当たり前です。
そんな方に、おすすめしたいことがあります。
高層ビルに囲まれ、殺風景で味気ない都会の日常から離れましょう。
あえて、厳しい大自然の中に、自分を置いてみるのです。
非日常の大自然と接すると人は、こころが浄化されるのを体験できます。
自分の仕事のこと、未来のこと、悩んでいることについて、深く考えることができます。
そして、解決できる何かが生まれるチャンスが巡ってきます。
日本のどこかに、そんな経験ができる場所があればいいと思いませんか。
宗谷岬は、ぴったりな場所です。
それも、冬です。
変なことをこと言っていると、いぶかしく思う人がいるでしょう。
しかし、たくさんの方が、冬の宗谷岬に足を運んでいるのですよ。
根拠を書きましょう。
毎年大みそかになると、日本最北端の宗谷岬の風景が、テレビで放送されているのを、見た方がいると思います。
年越しのバイクツーリングで訪れているたくさんの人が放映されていますよ。
そんなの物好きな連中に限られた話じゃないと思っていませんか。
ところで、ドキュメント番組で冬の宗谷岬を旅する人をテーマにした放送がちょっと前ありました。
私も見ました。
冬の宗谷岬にあえて行って、普段でききない達成感を味わいたい。
観光もあるが、悩み事を抱えているので、それと向き合うために宗谷岬に来たなどなど。
いずれも日ごろの日常ではできないこと、あるいはリセットしたいことがあえて来た理由でした。
性別や年代を問わない、たくさんの方が来ているのを見たのです。
私も、毎日あくせく仕事をしていました。
そして、年齢が中年になり、身体の衰えを感じていました。
なぜか、リセットできる、自分と向き合うことができるかもと感じました。
よし行ってみようと思い、昨年12月上旬宗谷岬に行きました。
マイナス5度、厳冬の吹きすさぶ海風にあたり、北の方角をみるとロシアサハリンがうっすらと見えてきました。
すると、やったぜという達成感を覚えました。
こんな無茶できたんだ。身体の衰えなんてこと、くよくよ考えるな。自信を持て。
何か、前向きに生活できる気持ちになりました。
そのあと、違う自分になれた気がします。
冬の宗谷岬には、普通の観光ではなかなか獲得できない、こころの充足感が待っています。
魅力たっぷりの日本最北端、冬の宗谷岬、行ってみましょう。
どんな景色か知りたい方は、YouTubeに何本かアップされていますので、 で、「宗谷岬 冬」で、検索してみてください。
冬の北海道の注意点は?
はじめにでも書きましたが、北海道以外に住んでいる方が冬の北海道に来た場合、服装などで、注意点があります。
さて、これまでいろいろ書いてきましたが、北海道の冬は寒いです。
しかし、文章でいくら寒い、寒いと書いても、皮膚感覚でみなさんは経験していません。
どうしても、甘く考えてしまいます。
見くびってしまいます。
その際、宗谷岬にいっしょに来ていた方がいました。
JR稚内駅から宗谷岬のある停留所を経由するバスに乗っていたみなさんです。
地元のお客さん以外、私を含めて8人の方が、観光などで訪問された方でした。
うち4人はマレーシアから来た家族連れのみなさんでした。
帰りのバスを待つため、待合室でいろいろ話ました。
寒さ対策、もっとすべきだったと異口同音に話していました。
中には、ヒートテックのインナーを買ってきたのに、こんなに寒いとはとぼやいていましたよ。
私は思いましたね。寒さに慣れていないのだから、インナーを1枚着るのではなく、2枚、あるいは3枚という具合に重ね着すべきだなと。
また、冷え性の女性に代表される寒さが苦手という方は、カイロもつけておくべきでしょう。
それから、首周りにはマフラーを装着する。
これくらいの重装備はしておくことが必要です。
おみやげをたくさん買って袋を手にいっぱい持っている観光客の姿、冬でも見かけます。
危険ですよ。
夜、気温が下がって路面が凍結して、スケートリンクのような歩道で袋をいっぱいもって歩いていたら、滑ってころんで、足の骨を折る大けがということになっていまいます。
手に袋じゃなくて、キャリーバッグにおみやげを入れておけばいいと考えるのも甘いです。
歩道はスケートリンクのようになっているのですから。
大きめのリュックサックの準備。
さらに靴がすべらないように靴底につける滑り止めは必須と考えてよいでしょう。
注意点として大切なのは、このような点でしょう。
冬の北海道観光のおすすめのまとめ
北海道に住む者としては、大自然の偉大さ、荘厳さを身をもって体験いや感動するためにも、冬に観光のため、みなさんにぜひ来てほしいです。
特に冬の宗谷岬は荒削りの大自然が残っています。
そこに自分をさらしてみると、自分がいかに些細なことであくせく生きていたかわかります。
本州などから、観光で訪問したいと考えている方、冬に北海道を訪ねることをおすすめします。
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