マンションの引っ越しの挨拶はどこまで?粗品は何を?管理人には?
さあ、このたび引越しをすることになりました。
マンションへ引越しますが、引越しの挨拶、どこまでどのようにしたらよいのでしょう?
これ、けっこう悩みますよね。
どんな土地への引越しなのか、賃貸マンションへの引越しなのか、分譲マンションへの引越しなのか、単身での引越しなのか、家族での引越しなのか、そのときの状況も考慮しながら、引越しの挨拶について考えてみましょう。
マンションに引っ越しますが挨拶はどこまですればよい?
一般的な引越しの挨拶のマナーというと、マンションの場合、上下左右のお宅と管理人さんへのご挨拶と言われていますが、果たしてこれは、どんな場合にでも当てはまるものなのでしょうか?
マンションへの引越しといっても、いろいろなタイプのマンションがありますよね。
例えば、、、
・1R~1LDKくらいまでの、単身者向け賃貸マンション
・2DK~2LDKくらいまでの、単身者・ファミリー等いろいろな人が住んでいる賃貸マンション
・3LDK以上のファミリータイプの分譲マンション
などです。
では、いくつかのパターンに分けて、みていきましょう。
◆ 1人暮らしで、都会の単身者向け賃貸マンションへ引っ越す場合
基本的には、引っ越しの挨拶はしないケースがほとんどです。
人の入れ替わりが早いですし、ご近所づきあい自体が発生しない場合が多いです。
また、特に女性の場合はわざわざ1人暮らしの女性が引っ越してきたと言うことを知らせにいくのは、防犯上どうかと思いますね。
私自身も、東京で1人暮らしをしていたときは、引っ越しの挨拶には行きませんでした。
けっこう長く同じマンションに住んでいたこともあるのですが、その間に引越しの挨拶に来た人もいませんでしたね。
◆ 夫婦2人で、都会の2DK賃貸マンションへ引っ越す場合
2DKくらいの賃貸マンションですと、1人暮らしの人もいれば、カップルの人もいますし、家族で住んでいる人もいます。
いろいろな人が住んでいるマンションの場合は、どうしたらよいでしょうか。
まず、不動産屋さんに様子を聞いてみるのがいいと思います。
どういう人が住んでいて、そもそも引越しの挨拶をした方が良さそうかどうかストレートに聞いてみましょう。
私も、結婚後に都内近郊の2DK~2LDKのマンションに住んでいたことがありますが、不動産屋さんに聞いてみたところ、1人暮らしの人も多いとのことだったので、そのマンションへの引越しのときは、引越しの挨拶はやめました。
そのときは、左隣が単身赴任らしきおじさんで、右隣は1人暮らしのお姉さん。下の階はおそらく1人暮らしの男性。上の階は小さな子供がいる家族でした。
住み始めたときはこんな感じでしたが、数年の間に入れ替わりもあり、ご近所づきあいはありませんでした。
その間に引っ越しの挨拶に来たのはお隣に引っ越してきたご夫婦だけでした。
そうはいっても、廊下で顔を合わせたりするときは挨拶くらいは交わしていましたよ。
引っ越しの挨拶には行きませんでしたが、子供が生まれて家族が増えた際に、騒がしくなるのでということで挨拶に伺いました。
◆ 家族で、郊外の3LDK以上のファミリータイプの分譲マンションへ引っ越す場合
一般的な引越しの挨拶のマナーどおり、最低限上下左右のお宅には、必ず家族でご挨拶に伺いましょう。
特に、子供がいる場合、ご挨拶に伺った際に、同じ学校へ通うお友達が住んでいれば、転校の際に心強いですし、幼稚園情報などを教えてもらえるかもしれません。
また、こども会があるようなマンションもあり、家族でファミリータイプの分譲マンションへ引っ越す場合は、多かれ少なかれ、ある程度ご近所づきあいは発生します。
マンションの引越しの挨拶に粗品は何を選べば?
マンションへの引越しの挨拶の際、わざわざ訪問して挨拶をするのに手ぶらで行く人はあまりいないと思いますよね。
どのような粗品を持参するのがよいでしょうか?
まずは予算ですが、いくらくらいのものを選んだらよいかというと、だいたい500円~1000円くらいが相場です。
受け取る側からしたら、あまり高価なものを見ず知らずの人からいただくのも気が引けますので、これくらいがいいですよね。
おすすめは、消耗品です。
サランラップや台所用洗剤、ハンドソープや入浴剤、タオルなどなど。
私が一番もらって嬉しかったのはサランラップ2本セットでした。
サランラップなら、誰もが使うものなので安心ですよね。
それ以来、毎回引っ越しの際にはサランラップ2本セットを持参してご挨拶に伺うのが我が家の定番となっています。
他に、引越しの挨拶でいただいたことがあるのはタオルやクッキーです。
北海道から引っ越してきたという方から、北海道のお土産の定番「白い恋人」をいただいたこともありました。
これも嬉しかったですね。
ただ、食べ物については、やはり好みがあり、甘いものが苦手な方などもいますので、私は引越しの挨拶に持参するなら消耗品の方がよいと思います。
マンションの引越しの挨拶で管理人には何か特別なものを?
では、マンションの管理人さんへの引越しの挨拶はどうでしょうか?
これも、場合によって違うと思うのです。
最近の分譲マンションの場合、常駐といっても、管理会社の担当者の方が日中通いで来てくれている場合がほとんどだと思います。
でも、お世話になる機会はけっこう多いですね。
なので、ご挨拶はしておいた方がいいと思います。
粗品については、特別なものでなくてもよいと思いますが、お1人で仕事をされていることが多いかと思いますので、仕事中に手軽に飲める缶ジュースのセットなどよいかもしれません。
1000円くらいで購入できると思いますよ。
私は、分譲マンションではなく、一般の賃貸マンションに家族で住んでいたことがあるのですが、そのマンションには大家さんの自宅がありました。
そのマンションに引越した際には、2000円程度の菓子折りを持参してご挨拶に伺いました。
これは不動産屋さんで事前に大家さんの情報を聞いていたからです。
このマンションは、常駐の管理人はいないマンションでした。
管理会社の清掃は定期的に入りますが、日々のマンションのエントランスの清掃などを大家さんがしてくれていて、町内会の配布物なども大家さんのお宅で一手に預かり、配布したり掲示したりということをしてくれていました。
大家さんは、高齢のご夫婦で、顔を合わせる機会も多かったので、きちんと挨拶に行っておいてよかったなと思いましたよ。
やはり、引越しのご挨拶にあたっては、そのマンションの特徴を不動産屋さんに事前に聞いておくとやりやすいですね。
まとめ
引越しのバタバタの中で、ご挨拶に伺うのもけっこう大変ですよね。
最近はオートロックのマンションが多いので、オートロックの内側からピンポンすると、「え?誰?」と不審に思われることもあります。
特に、オートロックの内側の玄関にはカメラが付いていないマンションもあり、そういう場合は1度エントランスに下りてからピンポンした方が無難でしょう。
挨拶へ伺う範囲なども、状況によって違いますし、むしろ挨拶しないのが常識になっているマンションもあったりして、昔と違いなんだか複雑ですよね。
とはいえ、基本的には引越しのご挨拶をするのはマナーです。
家族で引っ越すなら、上下左右のお宅と管理人さんにはご挨拶するのが普通だと思っておいて間違いないと思います。
引っ越しの際には、不動産屋さんから情報を引き出して、迷いなく引っ越しの挨拶を済ませることができるといいですね。
Your Message